万能幹細胞を作る方法として、単純にソウジツ胚の卵細胞から採取する方法(ES細胞)が開発され、次に有名なノーベル賞をもらった山中先生の4種の遺伝子を使うiPS細胞の方法が、発見された。その後、化学物質や3種の遺伝子、2種の遺伝子、その組み合わせなど、いろいろな方法が発表されていたが、臨床で応用できそうな方法が、神戸の理研、弱冠、30歳の若い科学者「小保方晴子先生」「おぼかたはるこ先生」から発表された。
 細胞(ねずみのリンパ球)をPH5.7の溶液で刺激したのち、数日間ACTH培地で培養すると、ES細胞並みの増殖能をもった万能幹細胞(STAP幹細胞)が出来るという。方法としては、簡単で、しかも、Myc遺伝子などのがん遺伝子を入れないので、がん化のリスクも極めて低そうだ。
 各種報道を見ていると、この方法はiPS技術にとって代わることは間違いないと予想される。画期的な大発見である。詳細は、本日、「ネイチャー」電子版で発表されるそうだ。
 ちなみにstapとは、Stimulus Triggered Aquisition of Pluripotency (stem cell)の略である。


stap_stem