3月11日から85日目。その後調査が進むにつれて、大地震、大津波に誘発された福島第一原発事故は、当時の政府の発表にくらべてはるかに深刻なものであることが分かってきた。炉心は事故当時 は壊れていないといわれていたが、事故当初6~12時間に壊れ始めていて、核燃料は原子炉ばかりでなく、周囲の原子炉密閉格納容器も貫いていた。 事故当初、政府は事態を十分掌握できていなかったのである。当時の枝野官房長官の発表には嘘が多く、国民の命にかかわる本当に大事な情報がいろいろと隠されていた。 なかでも衝撃的だったのは、菅首相が放射能の汚染速報システムspeediの情報を自分だけが利用して国民に知らせなかったことだ。原子炉爆発当時、放射能を恐れて、逃げ惑った国民は、汚染の低いところから、汚染の高いところ逃げた人もいて、政府と菅直人という人物に大きな失望 と恐怖を抱いた。


 菅直人さんは心の奥底では、日本の国民のことなど露ほども考えていない。彼にとって国民は自分のための道具にすぎない。彼はほんとうに日本人なのか? こんな人物が総理大臣をしていれば、被害はますます拡大し、死なずに済む人も死んでしまう。


 今日は、政治の世界は大混乱だった。昨日、自民党と公明党から菅内閣不信任案が提出された。採決に先立って、民主党の代議員大会が開催されて、テレビ中継された。民主党のなかからも80名以上の賛成者が出て不信任案は可決されるということで、劣勢に立っていた菅首相は、自分は自ら退陣するので、党を割るような行動をとらないでほしいと民主党の代議員に訴えた。退陣するという言葉を聞いて、民主党内の菅首相に反対する勢力は、不信任案に賛成する動きをやめて、不信任案に反対した。そのため、不信任議決案は否決された。


 ところが、否決されるとすぐに、原発事故が解決するまで、少なくとも来年までは、首相を続けると言い始めたので、みんな、驚いた。誰もが詐欺だと思った。こんな詐欺を働く人が、総理大臣だなんて、なんてことだ。


 欧州では、今回の放射能事故で、日本では四十万人が死亡するだろうという予測が出ている。


 たしかに、癌死亡者数が5~10%ぐらい増えて、10~20年続けば、そのくらいの死亡者数になるだろう。


 この危機にこの首相では日本国民が危ない。


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