厚生労働省管轄の独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターのデータを見ると、近年、癌の新規罹患人数はうなぎ上りに増えている。
罹患数は、2000年は53万2233人、2001年は56万0694人、2002年は57万0598人、2003年は62万0011人、2004年は62万3275人、2005年は64万6802人、2006年は66万4398人、2007年は、70万4090人と発表されている。ちなみに1975年は20万6702人、1980年は25万1041人、1985年は33万1485人、1990年は40万1941人、1995年は47万3770年、2000年は53万2233人となっている。
2000年代の年平均増加数は、年に2万4551人。2007年以降2012年まで、同様の勢いで増えていると仮定すると、2013年の新規癌罹患数は、なんと85万1396人と推定される。
一方、癌による死亡者数は、2000年29万5484人、2005年32万5941人、2010年35万3499人、2011年は35万7305人と発表されている。
罹患数の増加の割に死亡者数はあまり増えていない。しかし、2013年の癌の罹患数は、既に85万人という驚くべき推定値を示した。
新年早々、いやな推計値が出てきたものだ。癌戦争の戦費を節約し、国の経済を助けるためにも、癌の予防の重要性がますます重要になってきた。
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