たぶち まさふみ オフィシャルブログ

日本消化器内視鏡学会指導医 元東大医学部講師による、医療・政治ブログ

田渕正文

早期胃がん研究会に参加

   今日は 早期胃がん研究会。今年は今のところ 皆勤だ。この会の特徴は、画像が出て診断を当てて行くのだが、有名な先生でも、大きく間違うこともあり、結構厳しい会である。ただ、間違うポイントがわかるので、為になる。
  1例目は、空腸の小腸粘膜下腫瘍NET-G2。2例目は十二指腸のカルチノイド。9月は白壁賞と村上賞の発表月。今年は 愛媛がんセンターの 小腸狭窄における小腸造影の有効性 と 九州の 家族性大腸腺腫症における十二指腸腫瘍について、だった。それぞれの論文のショート講演があった。内容は症例蓄積の手堅いものだった。
    3例目は、胃底腺ポリープの多発する胃に出た胃底腺ポリープから出た早期胃がん。(普通 胃底腺ポリープがあると胃がんは出にくいとされているので、珍しい症例)。4例目は、サルコイドーシスの胃病変。5例目は、40歳代同性愛者「男」の胃梅毒。
   佐久の小山先生が司会。できる先生なので、「サクサク」とこぎみよく会が進行して、今日は大変おもしろかった。

内視鏡による胃癌検診の実態にびっくり、ちょっと嘆かわしい発言

   シカゴで行われたDDWに引き続いて
先々週後半、内視鏡学会が大阪で行われました。続けて8日間も学会に参加したので さすがに、結構疲れました。

    
 
    富士フィルム後援のサテライトシンポジウム「胃癌内視鏡検診時代における経鼻内視鏡の位置づけのセッション」で気になる演者の発言がありました。疲れていますが聞き過ごせませんでした。

     「内視鏡検診では撮影枚数が60枚まで、そして生検するのは対象者の7%まで」と言う決まりを作っていて、それを実施している医療機関に課しているらしい。「決まりを破れば、検診代を払わない」そうだ。ピロリ菌はチェックしないらしい。そして、検査時間は経ったの5分だそうだ。
    演者はしきりにコストと画一化に言及した。そして、生検は、内視鏡診断の放棄だとまで言い切った 。だから7%以上の患者さんに生検をするのを、許さんということらしい。
    しかし、経験から言って、この内容と心構えでは小さな癌を見落とすだろう。検診を行なっている先生の技量向上も難しいだろう。見落としで訴えられる危険性も高い。
    時間とコストが足らないなら ピロリ菌の感染の既往がなくて、かつ、慢性胃炎のない ベリーローリスクの方々の内視鏡胃癌検診をやめればいいのではないか?。残ったハイリスク群でしっかりと時間と手間をかけて見落としがないようにすべきだ。
   ピロリ菌と慢性胃炎の進行程度をチェックせずに 全例を内視鏡検診の対象者にしているのは効率が悪い。
    内視鏡検診の実態がコストの関係でお粗末にならざるを得ないのであれば 全例内視鏡胃癌検診ではなく、ABC検診の方がいいでしょう。

   



ニューヨーク 行政府の強力 禁煙広告

 タバコの健康被害は 強烈だ。私も長年 内科医として タバコにやられた多くの患者を見て来た。つい先日もタバコと酒で、50才で進行食道がんになった患者さんが、やって来た。物が詰まって、食べられない。内視鏡で拡げて ステント入れてなんとか 食べられるようになった。タバコを吸わなければ、こんなことにはならなかった。

 今回のアメリカ旅行で、一番びっくりしたのは、地下鉄にあったこの広告
行政府のこの姿勢を日本も見習いたい

ニューヨークの禁煙ポスター2



Smoking is an addiction that is eating away at your brain
タバコは、あなたの脳に侵食する中毒です

Medicaid and your health care provider can help you quit
地方自治体や保険組合は、あなたの禁煙を助けます

New York State Department of Health
ニューヨーク州厚生局

  タバコはさきの食道癌だけでなく、肺がん、喉頭がん、咽頭癌、口腔癌、胃癌、膵臓がんなどなどの各種癌の原因となる。また、肺気腫、慢性気管支炎など呼吸器系にも深刻な障害を引き起こす。さらに、心臓にも悪影響があり、心筋梗塞や動脈硬化の増悪因子でもある。タバコなくなれば、医療費が15%下がるという推計もある。
  今、日本は2020年問題を抱えている。団塊の世代の後期高齢世代突入で、2020年から、健康を維持するお金が足らなくなる。

  タバコに今よりも多く課税して、価格を3倍にして、年間約6兆円の財源を生んで、赤字で苦しんでいる保険組合や自治体に分け与えるべきだ。アメリカや中国、それに多くのヨーロッパ諸国はすでにこのような政策をとっている。日本も、この政策を実行してこそ、先進国というものでしょう。

 日本の政治家の中にはタバコを吸っている人が多い。特に、ストレスを抱える出来る政治家はタバコを吸う傾向がある。今、厚労省は塩崎大臣のもと、オリンピックを控えて、分煙活動に一生懸命になっている。素晴らしいことだが、一部の愛煙政治家は反対して、厚労省は苦戦しているようだ。残念なことである。

 日本の行政府もタバコの害とタバコのやめ方をしっかりと国民に伝えるために、地下鉄やバス、鉄道など公共機関に広告を出すべきではないでしょうか?!






シカゴDDW2017に参加

 シカゴで開かれているアメリカ消化器病週間に来て 日本では聴けないような技術や研究を勉強しています。今回は内視鏡を始めた長男と一緒に来ています。アメリカでもESDが広く始まっているようですが、時代はESDからEFTR(内視鏡的全層切除術)と動いているようです。

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 アフリカやアジアの開発と途上国では、B型肝炎が、かつての日本のように蔓延しています。B型肝炎ワクチンは織田敏次教授が40年前に開発しました。開発に成功した時の先生の高揚した講義を思い出しました。
 これらの国々のB型肝炎の撲滅に貢献することは日本の責務だと思います。



また、lumen-apposing-stentを用いた、胆のうと小腸、小腸と胃の吻合術はすごいと思いました。

ラジオNIKKEI「医学講座」に出演 テーマ 大腸内視鏡による前がん病変からの治療


本日(2017年4月27日) 午後8:40-9:00に ラジオNIKKEI「医学講座」で放送した内容です

medical.radionikkei.jp/premium/ から入ってお聞きください


   こんばんは、田渕正文です。

本日、私に与えられたテーマは、「大腸内視鏡による前がん病変からの治療」です。

まず、本題に入る前に、すこし、自己紹介をしたいと思います。私、田渕正文は、1984年に東京大学を卒業して、医師免許試験に通り、内科系研修医としてスタートしました。1986年には東大内科に入局して消化器内科グループに入りました。そして、1986年から約30年間、大腸内視鏡診療を行ってきました。これまで、約5万例の大腸内視鏡検査を行い、昨日までで約168000個の大腸病変を切除しました。1991年から、中目黒消化器クリニックの院長を務める一方、東京大学医学部腫瘍外科の講師を1996年から17年、獨協大学消化器内科教授を2015年から2年にわたって務めて来ました。
  業績としては、無痛の水浸下大腸内視鏡挿入法の開発、世界初の臨床使用できる拡大電子内視鏡の開発、大腸腫瘍のピットパターン診断法の開発、EMRの大腸への応用、平坦陥凹型大腸腫瘍を発見と臨床病理学的特徴の解析、内視鏡による腸管縫合術の世界初の成功、拡大内視鏡による核パターン診断法の開発、内視鏡的全層性消化管切除術、飲まない腸管洗浄法などなど、いろいろとあります。

中でも、今回のテーマとの関連としては、「平坦陥凹型大腸腫瘍は、Kras変異がない」ということを世界で初めて明らかにして、1994gutに論文を載せたことでしょうか。以上のような経歴ですので、今回のテーマ「大腸内視鏡による前がん病変からの治療」について、最新のことも含めて、皆様のお役に立つお話しができるものと思います。

さて、そろそろ、本題にはいって行きたいと思います。大腸がんはどのようにして、正常上皮から発生してくるのでしょうか?それは、がん遺伝子の変異により、起こってきます。2017年現在、がん遺伝子の変異のルートは、大きく3つ知られています。

大腸癌発生遺伝子メカニズム
 

第一のルートは、まずAPC遺伝子やβカテニン関連遺伝子の異常が起こって、過形成結節となり、次にKras遺伝子の異常がおこり、隆起型の腺腫となり、最後にp53関連遺伝子の異常が起こって、隆起型の早期癌となるものです。このルートは1983年にVOGEL steinらによって提唱されました。いわゆる、隆起型ルートです。

第二のルートは、まず、APC遺伝子やβカテニン関連遺伝子の異常が起こって、過形成結節となるところまでは、同じですが、次に変異するのは、krasではなく、EGFR関連遺伝子です。そのEGFR関連変異で、平坦陥凹型腺腫になります。そして、最後にp53関連遺伝子が変異して、平坦陥凹型大腸癌になります。これがいわゆる平坦陥凹型ルートです。先ほども言いましたように、1994年に私が世界で初めて提唱したルートです。

3のルートは、SSAPルートです。これもまた、APC遺伝子やβカテニン関連遺伝子の異常が起こって、過形成結節となるところまでは、同じですが、次に変異するのは、krasでもなく、EGFR関連でもなく、変異するのはBrafです。Brafが変異すると、化生性ポリープになります。さらに何らかの遺伝子の変異が重なり起こって、SSAPになり、さらに癌に進展していきます。この辺りは、まだ十分解明されていません。しかし、ここ10年くらい、研究が盛んに行われていますので、近い将来わからないこともわかってくるでしょう。

ところで、私たちが提唱した第二の平坦陥凹型ルートは、アメリカではなかなか認められませんでした。1994年に載った雑誌はGUT、ヨーロッパ最高の消化器病雑誌です。アメリカではありません。アメリカの先生方は、平坦型陥凹型の病変が見つけられず、その存在を強く疑っていたのです。私たちの研究成果は、すぐには世界で認められなかったのです。

ところが、その12年後、2006年にセツキシマブ(商品名アービタックス)という抗EGFR抗体薬が、進行大腸癌の約半数に効果があるがわかりました。解析してみると、効果があったのは、すべて、Kras陰性でした。この事実が判明して、Krasが変異するVogelSteinルート以外の大腸がんルートが存在することに、アメリカの先生方は気がついたのです。2006年ごろのGastro Enterologyというアメリカの雑誌に、editorが、「昔、日本人が提唱していた、平坦陥凹型ルートは確かに存在していた。」と書きました。私たちの先駆的な業績は発表後12年を経て、やっと世界で認められたのでした。

さて、第3のルートが見つかったのも、この抗EGFR抗体薬、セツキシマブ(アービタックス)やパニツムマブ(ベクティヴィックス)がきっかけでした。K-ras陰性群の中にも、これらの抗EGFR抗体が効かない一群があり、それらを解析すると、Brafが変異していたということがわかったのです。化生性ポリープと言えば、かつては非腫瘍性ポリープに分類されていて、取らなくてもいいと言われていたのですが、この研究が明らかになってからは、Braf変異のある化生性ポリープは釣るべきだという意見が強くなっていて、私もそう考えています。

ところで、話がそれますが、皆さんは、過形成ポリープ・過形成結節、化生性ポリープの違いをご存知でしょうか?これまで、これらの病変は非腫瘍と判断されていたので、軽く考えてきた方も多いと思いますので、ちょっと整理しておきたいと思います。

過形成ポリープという範疇には、過形成結節と化生性ポリープが含まれます。過形成結節は、腺管の内部の腺管細胞が、ストレートに並び鋸歯状に波打っていないもの、化生性ポリープは腺管の内部の腺管細胞が、鋸歯状に波打っているものです。この鋸歯状の変化は、拡大内視鏡で明瞭に観察できます。ですから、過形成ポリープだから、取らなくていいということではなくなっていますので、ご注意ください。拡大観察して鋸歯状変化が認められて、化生性ポリープと判断されたら、取るべきなのです。

さて、進行大腸がんに至るルートの割合について述べてみたいと思います。第一の隆起型ルートが進行大腸がんの約45%、第二の平坦陥凹型ルートが約45%、第三のSSAPルートが約10%です。

 つぎに、これら3ルートの臨床的特徴について、述べたいと思います。

 隆起型ルートに比べて、平坦陥凹型ルートは、大変早く進展します。約5倍のスピードでsm浸潤します。隆起型ルートでは、がん化した腫瘍が、smに浸潤する大きさは平均12.5mmですが、平坦陥凹型ルートでは、平均7.5mmです。SSAPルートでは、sm浸潤は平均20mm以上です。

また、腺腫はどれくらいの確率で癌化してくるのでしょうか?なかなか難しい課題なのでが、1996年に「胃と腸」という雑誌で、述べたように、5mm未満の腺腫は年間約1.3%ぐらいのがん化率ではないかと推計しています。また、粘膜内大腸腫瘍の発育スピードは腺腫では概ね年に1ミリ、がん化すると月に1ミリ大きくなりました。

 ところで、5mm未満のポリープは腺腫でも取らなくてもいいという意見が大腸ポリープ取り扱いのガイドラインに書いてありますが、実は正確に言うと、隆起型ルートの腺腫についての話なのです。良く読むと、ガイドラインにちゃんと書いてあります。

平坦陥凹型ルートでは、7.5mmがsm浸潤平均サイズなのですから、5mmや4mmでもsm浸潤することは稀ならずあるので、5mm未満は取らなくてもいいと言うのは平坦陥凹型腫瘍では明らかに間違っているのです。「5mm未満は取らなくてもいい」と主張する先生方も、ピットパターンを拡大内視鏡でしっかりと見て、平坦陥凹型と隆起型を鑑別して、平坦陥凹型なら5mm未満でも切除すべきと述べています。また、隆起型の微小腺腫はすぐには取らなくてもいいが経過観察は必要であるとも述べていますので、注意してください。

私個人としては、隆起型であろうと腺腫なら切除すべきと考えていますが、ハイボリュームセンターなどの時間のひっ迫している施設では、いかに効率良くするかということから、遺憾なことに、このような手抜きともいうべき取り扱い方を推奨しています。このような手抜きを推奨しているのは、恥ずかしながら、日本だけで外国にはありません。   

取るべき対象について、これまで述べて来ました。ピットパターンについて詳細に述べるべきでしょうが、今日は時間の都合もあり、割愛します。

次に、取り方について、少し述べておきたいと思います。従来のスネアによる通電切除とホットバイオプシ―、EMRに加えて、ESDやコールドスネア法や、鉗子による全切除などの切除方法が最近加わりました。ESDは、大きな病変が遺残なく切除できることが特徴です。しかし、難しい手技なので、修練が必要です。コールドスネア法やコールド鉗子法は、穿孔や後出血のリスクが激減します。また、クリップ縫縮による穿孔や出血のリスク回避も有効です。これらの詳細については、ラジオなので割愛します。

さて、大腸内視鏡による前癌性病変切除の臨床的効果について、述べたいと思います。2009年に、私自身のデータをまとめたところ、腺腫以上の病変をすべて切除してクリーンコロンにして、以後定期的に1ないし3年に1回の定期的な切除を繰り返した場合、3万人年にわたって進行大腸癌が一つもできませんでした。1000人を30年にわたって見ても、一つも大腸癌が出なかったという意味です。

私の施設ばかりでなく、同様の報告が多数あります。大腸内視鏡で前がん病変をすべて取ることは、がん予防には極めて効果があるといえます。

食事の欧米化、油脂の摂取量の増加に伴い、わが国では、大腸癌がうなぎ上りに増えています。大腸がんの罹患数は、今や年間約20万人、死亡数は約5万人です。大腸癌を予防することは、日本にとって、大きな課題です。

ステージ4の進行大腸がんは30年前、1年以内に死んでいました。先に述べたセツキシマブ(アービタックス)や、パニツムマブ(ベクティヴィックス)、ベバシズマブ(アバスチン)のなどなどの分子標的薬剤の開発により、大腸がんの生存期間は大幅に改善されて、同様の進行大腸がんでも平均4-5年生きられるようになりました。これは、大変素晴らしいことなのですが、反面、分子標的薬剤は高価なので、医療費が高騰していることも否めません。さらに、これらの薬で100%完治できるわけでもありません。やはり、今でも、前癌性病変からの早期治療の臨床的効果は抗ガン剤に比べてはるかに安価で、効果があります。

 ところで、視聴者の皆さん、この20年アメリカでは、大腸癌の発生数、死亡数ともに半減したことをご存知だったでしょうか?30年前、大腸がんと言えばアメリカということでしたが、アメリカは大腸がんを克服しているのです。アメリカでは、大腸がんのことをself-dependent-diseaseと呼びます。「自分で気をつけて、内視鏡を行って、大腸ポリープを取っていれば、がんにならない、だから、自分さえ気をつければ、ならずに済むのが大腸がんだ」ということなのです。進行癌になると年間1500万円程度の診療費がかかり5年ほど続いて、結局お亡くなり死亡保険金も出すというコースは、保険会社にとって大変な赤字負担になるのです。ですから、アメリカの保険会社は、加入者に3ないし5年に一度の大腸内視鏡検診と、ポリープ切除を義務付けているのです。

その結果、対象年齢のなんと75%の人が大腸内視鏡検診を受けてポリープを取っているのです。そのため、大腸癌の罹患率、死亡率ともに、この20年で劇的に下がったのです。

かたや、日本ではこの20年で、罹患数は8万から20万に、死亡者数は4万から5万になりました。大腸内視鏡による前がん病変の切除は、大腸癌予防に極めて有効なのに、わが国では、この30年間、大腸のポリープ切除は、冷遇され続けています。

1992年の保険改訂では、大腸ポリープ切除は9000点でしたが、以降、下がりっぱなしです。2016年の保険改訂では、5000点と、ほぼ半減しています。これほどのがん予防効果があるのに、正しく評価されていません。また、前癌性病変を1個取っても10個取っても同じ値段なのも問題です。1個につきいくらとして、正しいインセンティブを医療機関に提示する必要があるでしょう。さらに、ESDは診療所では保険で行えず病院のみで認められています。私を含め、病院で活躍した内視鏡医が数多く開業している現状を考えると、診慮所でもESDの保険適用はみとめるべきではないでしょうか

 2025年問題を前にして、医療費の高騰が懸念されています。うなぎのぼりに増える大腸癌を予防することは、単に患者の健康というだけでなく、医療費削減の面からも喫緊の課題です。大腸内視鏡による前がん病変の切除は、大腸がん予防に大変な効果があり、海の向こうのアメリカでは大腸がん予防に大変な成果を上げ、保険会社を潤しています。日本でも、大腸内視鏡による前がん病変の切除の価値を正しく評価して、大腸がんの予防がきちんとできるように制度設計をするべきではないでしょうか。

ラジオNIKKEI医学講座の収録をして来ました

昨日 日本医師会の依頼で、ラジオNIKKEI医学講座の収録をして来ました
テーマは 「大腸内視鏡による前がん病変からの治療」でした。今月27日の午後8:40-9:00 にラジオNIKKEIで放映されます。ぜひお聞きください。
 ところで、スタジオは 虎ノ門の交差点を南へ少し下ったところにありました。
 収録後、担当のプロデューサー大宮杜喜子さんから ご自身が事務局長を務めるNPO法人 医師と団塊シニアの会への入会を勧められました。
 医学会の錚々たる面々の名簿を見せられて、生き生きとした超高齢化社会を築くという趣旨にも賛同して 2000円払って入会しました。同期の江藤先生、大江先生の名前もありました。
 
 
 会員登録と会費納入のお願いの一文の中に「二人に一人が癌になりそのうち三人に一人が亡くなると言われている現在、このことは癌の専門家でも如何ともしがたいことです。」とありましたが、「そんなことはない」と思います。がん予防の正しい方策を取れば、がんの発生は、半分以下になると思います。拙書「ガンでしなないために」を差し上げておきました。

私 たぶち正文の公約 「タブチノミックス」 が日本を救います

皆さん、ご存じだったでしょうか?

いま、日本では、年間90万人の方が、癌にかかり、年間37万人の方が癌でお亡くなりになっています。
そして、その数はウナギ登りに増えています。

一方、最新の「がん」の予防・がん治療の科学は大変な進歩をしています。
がんの原因がつきつめられて、がんの発生数を大きく減らすことに小集団では成功しているのです。
胃癌の原因はピロリ菌、大腸癌の原因は大腸ポリープ、肺癌の原因は大気汚染とたばこです。

私、たぶち正文は、これまで、20年弱東京大学医学部の講師として、東京大学医学部の学生諸君や
東京大学の先生方に、最先端のがん予防技術をがん治療の方法を教えてきました。
また、現場の医師として、内視鏡をにぎり、ガンやポリープを約十六万個とってきました。
天皇・皇后両陛下の内視鏡検査の担当もしたことがあります。

最先端の科学には大変な力があります。

胃がんは、ピロリ菌を退治すれば、発生率が5分の1に減ります。
大腸がんは、定期的に大腸ポリープをしっかり取れば、進行大腸がんは出てきません。
肺がんは空気のきれいなところで、タバコを吸わない方からは、ほとんど発生しません。

現在、胃癌の死亡者数 年間5.5万人、肺がんの死亡者数 年間9万人、
大腸がんの死亡者数 年間4.5万人です。これら3大がん、合わせて年間19万人もの方が
お亡くなりになっているのです。

先端科学を政策に取り入れれば、がんの数、がんの死亡数、大きく減らすことができます。
実際に海の向こうのアメリカでは、対象人口の7割もの方が大腸ポリープを取って、この20年で
大腸がんの発生数・死亡者数ともに半減しました。

私 たぶち正文は訴えます。
いまこそ、先端科学を政策にとりいれ、がんの数大きく減らしましょう。

若い方々は、「がん」ときくと、まだまだ先のこと、自分たちには関係ないと
お考えのかたも少なくないのでないでしょうか?

しかし、それは違います。がんにかかる治療費は、みなさんの健康保険料と税金のなかから出ているのです。

ひとりの進行がん患者の治療費は、年間一千万円を超えること、珍しくありません。
進行がんになると、一回何十万円もする高額な点滴を月に2~4回して、
やっと命をのばすことができるのです。

がんの数が減れば、医療費の負担も軽くなり、健康保険料がさがり、みなさんの可処分所得も増えます。
保険者の方々にとっても、健康保険料が下がって、会社や地方自治体の経営にゆとりが生まれます。

また、一方、病気の数を減らすだけでなく、がんの原因の所在を明らかにすることにより、医療費の確保をすることもできます。アメリカでは、タバコをがんや各種病気の原因と確定しており、タバコ会社はその健康被害を
弁償するために、年間13兆円もの金額を保険者に支払っています。(日本だと年間6兆円ぐらい)

いま、経営の苦しい地方自治体にとって、これらの方策、大変な恩恵があります。

すなわち、最新科学を用いて、効率よく、大幅に、がんの数・病気の数を減らすことによって、 
また、健康被害の原因の所在を明らかにすることによって、
医療費を少なくし、国民みなさまの可処分所得を増やし、消費を上向かせて、日本の経済に
潤いをもたらすことができます。先端科学は日本の希望の光なのです。

先端科学を政策に採用して、日本を闇に包む問題・がんや病気を効率よく解決して、
経済を上向かせる経済政策を私、タブチ正文は、「タブチノミックス」として提唱します。
タブチノミックスは消費を上向かせ、また、地方創生をかなえます。
タブチノミックスはアベ゙ノミックスを強力にサポートします。

さて、日本が科学技術を無視して、国難にあったこと、幾つかあります。

第二次世界大戦では、東京大学の先生がその原理を提唱したレーダー技術、日本軍は採用せず、
アメリカ軍が先に実戦配備して、ミッドウェイ海戦では日本は惨敗しました。それを境に、日本は
戦争に負けて、300万人もの貴い命が失われました。

また、5年前の福島原発事故です。東北大学の地質学の先生が、東北沿岸を襲う津波の高さは、
20mを超えるものであると指摘していたにも関わらず、福島原発の防波堤の高さは20mよりも
低いものでした。結果、津波はやすやすと防波堤を乗り越えて、ディーゼル発電機を襲い
福島第一原発は、全電源喪失に陥り、爆発しました。一方、女川原発では、高い防波堤を築いていたため、50cmの差で津波を押し返すことができました。

科学の力を無視すると、大変な国難が訪れるのです。

先端科学は明日の日本の希望です。日本の希望の光です。
いまこそ、先端科学を政策に、健康を国家戦略にしましょう。
国際的劣る日本のがん予防や医療体制を改革し、いまこそ、日本を救わなければなりません。

4月10日龍谷大学で開催された公開リンカンフォーラムで以上の内容を訴えてきました。
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京都3区衆議院議員補欠選挙 出馬表明

立候補記者会見20160314

3月14日午後2:00から、京都府庁記者クラブで、記者会見を開き、京都3区衆議院議員補欠選挙へ、出馬することを表明するとともに、以下のごとく立候補の所信を述べました。皆さん、がん撲滅、「健康を国家戦略にする」ために、是非ともご支援・ご協力くださるよう、お願い申しあげます。

 皆様のお知り合いや肉親で癌になった方がいらっしゃいますでしょうか?きっといらっしゃると思います。今の日本は、癌患者がどんどん増え続けていて年間
90万人もの人が「がん」になり、37万人もの人が「がん」で死ぬ事態となっています。日本は「がん戦争」の「まっただなか」なのです。

がんといえば、運の悪い人、年取った人がかかるものとお考えかもしれませんが、そうではありません。私は32年間、医療の最先端の現場に立ち続けて来ました。癌には、癌になりやすいハイリスクグループがあるのです。ハイリスクグループに入ると若くても癌になります。医学研究の進歩によって、がんの原因が分かってきました。胃癌はピロリ菌、大腸がんは大腸ポリープ、肺癌は主にたばこ等々。これらの原因にきちんと対処すれば、実は「がん」にはならないのです。最近のがん予防技術の発展には著しいものがあります。私は医師として最新の科学技術を用い、がん予防に成功して来ました。科学に基づいた最新のがん予防政策を実施して、がんで苦しむ人を激減させて、日本を救います。是非、ご支援ください。

さて、その他の政治課題についてですが、第1に、来年の消費税増税は延期すべきです。日本経済は昨今の中国経済減速を受けて悪化しています。政治はゆっくり動いてこそ、経済にいい効果が出ます。

第2に、リニア誘致です。京都は空港へのアクセスが悪く不便です。京都駅・関西空港間にリニアを敷いて10分でつなぎます。北陸新幹線は京都駅発着として交通の便をよくします。

第3に、子供政策の充実です。わたしは5人の子育てをしてきました。子供は国の宝、国の未来ですから、誰もが安心して子供を産み育てられるように、2006年のフランスの改革に準じた関連制度の改善と教育の充実を目指します。

4に、科学研究の支援です。科学者の立場から科学・技術の「勘どころの研究」を支援して、明日の日本産業の基盤を作ります。

第5に、国際平和です。近隣諸国とは武力による解決を行わず、相互交流により友好を発展させて、互いに利益と安心の生まれる平和外交を支持します。

以上の私の思いは、将来の日本にとってなくてはならない政策、そして私の信念として必ずや実現できるものと確信しています。保守の立場で今の思いを一瞬たりとも忘れずに、政治の道を頑張りたいと思います。

がん撲滅の会理事長・医師
 自由民主党健康増進支部支部長
 自由民主党がん撲滅専門アドバイザー
たぶち正文 


去年最大のサプライズ 週刊誌(週刊現代)に掲載されたこと 

「先生 載っていたねぇ」とずいぶん多くの方から声をかけられました。わたしは2頁くらいの記事かと思っていたら、なんと8ページもありました。取材料としてヨックモックをいただいたのに、またびっくり。アップしておきます。こんなになるとは知らなかったので、取材をほとんど徹夜明けに受けてしまった。顔も服もよたよたで残念やら恥ずかしいやら・・・・。
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第31回 がん撲滅の会 講演会 in 京都

 がん撲滅の会の講演会は、今日で31回目。今回は晩秋の京都にやってきた。SODOHという竹内栖鳳画伯ゆかりのレストランは入り口から花崗岩の岩畳。大きな木の梁をむき出しにして風情のある館だ。お着物でいらっしゃった方も多くいて華やかな会となった。いつもの講演を1時間行った。「いまの日本は一日2500人の方が新たに、がんに罹り、一日1000人の方が癌が体内で爆発してお亡くなりになっている。しかも、罹患する方はうなぎのぼり。この癌爆弾の嵐を逃れるシェルターはあるのか?あるとすればどこにあるのか?・・・・・・」といった調子で、癌の予防策を述べてきた。「わかりやすかった」「知らなかったことがいっぱいあった」「大変勉強になった」と口々に言っていただいき、今回も講演は成功したようだ。
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