10月10日初日から学会に参加。


 2日目の山中先生の講演は、ノーべル賞受賞の発表を受けて、マスコミとか政府とかいろいろの事柄の対応に忙しく、代講となった。


 代講といえども大ホールは満員。山中教授はビデオでお詫び出演。顔には笑顔がなく、声も硬いものであった。


 さて、代講は、彼の教室の教授の一人、青井貴之教授。京都大学消化器内科の千葉勉教授の紹介で、4-5年前に、私が山中教授の研究室を見学に行ったときに対応してくれたさわやかな好青年、京大の消化器内科出身の若い先生で、まだ、39歳か38歳である。9日に山中教授から代講の話があったそうである。わずか2日前!しかし、講演は素晴らしくわかりやすかった。



 開発当初のiPS細胞には、腫瘍源性が強かったが、c-mycをL-mycにしたところ、腫瘍源性は消失した。また、レトロウィルスを使わなくても、DNAに因子を組み込まなくても、iPS細胞は誘導されたこと、また、サルに細胞を入れていることなど、その後の進展について、よくわかる講演であった。


 これを使って、病気をどう治すのか?臓器は作れるのか?個体としての若返りはできるのか?延命は?老人からiPS細胞をつくって、身体に戻したら、老化により喪失した機能はとりもどせるのか?


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(ポリープ切除付)無痛内視鏡消化管ドック田渕正文院長の履歴

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