本年に入って、2例のランブル鞭毛虫症を経験した。いずれも、主訴は慢性の下痢。下痢の顕微鏡観察にて診断した。両者とも海外渡航歴はなく、30歳代の男性である。これまで30年間の臨床経験でも、一例も経験しなかったのに、なぜか、今年になり2例も経験した。どうしてだろうか?


 ものの本によると、ランブル鞭毛虫症は、水系感染するという。最近、群馬のある地域で水系感染があったらしい。保健所に電話で問い合わせたら、都庁まで話が広がり、都庁の水道局から電話がきた。上水では、虫なしとのこと。途中で混入しているのであろうか?2011年3月の大地震でインフラが弱っているのかもしれない。


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