ちょっと前に、このブログでも取り上げたSTAP幹細胞に暗雲が立ち込めている。
ネイチャーにのった小保方さんの論文の通りにしても、STAP幹細胞ができないのだ。
(驚き!)STAPにSTOPがかかった。(冗談を言っている場合か!)

 今日、別件であった同級の北山先生の考えでは、
体内の各所に残っている幹細胞を見ていただけでは
ないかとのこと。でも、NHKの番組で、OCT4が誘導されてくる、細胞培養の
ビデオを見せられると、ストレスで、細胞が幹細胞化しているようにも見える。
本当に、STAP幹細胞現象があるのかどうか、現段階では判然としない。

 ただ、論文の通りにしても同じことが起こらないというのは、ネイチャーもコケにされたものだ。
ボードはカンカンだろう。

 なぜ、こんなことになったのか?

 一つは、理研は一定期間内に実験成果が出ないと、すぐに首切られてしまう組織。
実績のない若い研究者は、いつ首切られるかわからない、恐怖と同居しているらしい。
また、一つは、野心ある科学研究者はオリジナリティを重んじるため、真実の可能性がある
「画期的な概念」を思いついた時は、ちょっと無理して急いで論文にまとめたがる。
こんな背景から、裏を取らずに暴走してしまったのではないかと推測する。

 しかし、論文に書いたことは、特許とならないので、この技術で、会社を興して儲けようと
考えているのなら、キーとなる内容を知っている研究者(共著者の誰か)は、
そのキーとなることを隠すため、今は耐えているのかもしれない。
 
 3-4年もすれば、STAP幹細胞現象の真実が浮き出てくることだろう。