先の神奈川県の話のように、ジェネリックは時々効かないことがあります。
どうしてでしょうか?
行政の「ジェネリック」の定義は「有効成分が同じ」とされています。
しかし 、科学の目で見れば、実は ここが一番の問題で 有効成分が同じだけでは同じ薬とは言えません。有効成分が同じなら、同じように聞くと単純に考えるわけにはいかないのです。問題は有効成分によく似た不純物なのです。
有効成分に似た不純物が多いと効果が弱くなったり、効果が変化したりします。
ですから、純正品は何回も精製を繰り返します。精製に経費がかかるので、「安かろう、悪かろう」になるのです。
行政は、ジェネリックの定義を変更し以下のように改善するべきだと思います。「有効成分が同じで、有効成分に似ている不純物が極めて少ないもの」。
そして、この不純物が極めて少ないと言う点を保証するために、時々抜き打ちテストをして、
不純物があるものは薬の認可を取り消すのがいいと思います。
ジェネリックにもいい薬があるので、問題は複雑です。