感染症を契機として、発癌の危険が高まることが報告されている主なものは以下のとおり。感染していなければ、該当する癌の発生リスクは極めて低い。不幸にして、すでに感染している場合は、治療できるものは、発がん予防として、治療しておくべきである。
 感染経路予防ワクチン感染の治療法特徴
1.ピロリ菌(胃癌)。詳細のページ土、土に接した飲食物、患者の胃液×

現在、治療技術が確立されているのに、公的医療で受けれない。

2.B型肝炎ウィルス(肝臓癌)血液、産道感染、針事故、輸血○▲特効薬ができて、治療技術は進歩してきた
3.C型肝炎ウィルス(肝臓癌)血液、針事故、輸血、血液製剤×○▲近年では7~8割治せるようになった。
4.乳頭腫ウィルス(子宮頸癌)接触、性交× 
5.EBウィルス(胃癌)接触、キス、性交×× 
6.HTLV-1(成人T細胞性白血病)性交、母乳、輸血××九州を中心として西日本に多い。
7.HIV(カポジ肉腫、悪性リンパ腫)性交、輸血×,▲近年の薬の進歩で、致死の病気ではなくなた。

隣国、中国ではHIV/AIDSに対する、ワクチン投与が試験的に始まっているそうだ。(2007.2月,第3回日本消化管学会情報)