2005/06/16アメリカ消化器病週間(DDW)報告

アメリカの消化器病週間が、5月14日から19日まで、イリノイ州シカゴにある、ミシガン湖のほとりのムコーミックコンベンションセンターで開催された。いろいろと、新しい発表があった中で、私がもっとも注目したのは、炎症にかかわる因子(i-cam1)の合成を特異的に阻害する、siRNAという新たなパラダイムの潰瘍性大腸炎の新薬(Alicaforsen)である。臨床試験の結果、従来のステロイドと同等の効果を持ち、副作用がほとんどないという。siRNAという新たなパラダイムの薬が既に大規模臨床試験まで来ていることも驚きであった。