日本消化器内視鏡学会が、5月26日から29日まで東京赤坂見附のホテルニュウオータニで開催された。いろいろと面白い発表がある中でもっとも注目したのは、オリンパス社製カプセル内視鏡である。画質は既存のギブン社のものより優れたものであった。従来、カプセル内視鏡はその特性から、小腸の診断に主に使われていたが、オリンパス社製のものは、胃も観察できるほどのイメージを持っていた。今後しばらく、カプセル内視鏡の進化が起こり、10年後には、内視鏡の世界も大きく変わりそうである。