たぶち まさふみ オフィシャルブログ

日本消化器内視鏡学会指導医 元東大医学部講師による、医療・政治ブログ

2018年05月

臨床研究法は 有効性がすでに確立された治療法や薬は対象外ですね

ちょっと法律を読んでみました。
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臨床研究法 第2条
    この法律において 「臨床研究」とは、医薬品などを人に対して用いることにより、当該医薬品等の有効性または安全性を明らかにする研究を言う。

   ですから、HIFUのように、すでに 有効性の確認された治療法や 医薬品については、対象外だと思います。

    鈴木先生 Hifuは 大丈夫なのではないでしょうか

無痛内視鏡は誇大広告ではない

   写真のようなお手紙が送られて来た。
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医療法の改定に基づき、「無痛」という表現は 誇大なものなので 今後 使ってはいけない、使えば、医療機関をとりつぶすと書いてある。
    当院のウェブページには 無痛内視鏡と記載していて、まさに、今回の改定に該当。
    そこで昨日 当院で内視鏡を受けている患者さん30人に、私が行った内視鏡検査で痛みを感じたかどうか  尋ねたところ 全員 痛みが無かったと回答。

    真実を語ることは、誇大とは違う。

    しかし、よく読むと、省令は発布が遅れているとのこと。厚労省のお役人の中にも、良識のある人は多いはず。真実を誇大と言って 言葉狩りすることは、医療の発展 医療レベルの均てん化の方針に反し 国民のためにならないと思う。
    良識に反するヘンテコな省令を発布して  日本の医療レベルを下げないで欲しいものだ。

レセプト 無意味な診療名称変更は誰の為?

今年の4月にレセプトの改定があった。 全く中身は 同じなのに 初診を初診料に 再診を再診料に呼び換えた。しかし、診療行為なのに 初診料と 「料」がつくのは ちょっとおかしい。
   その他、長期投薬加算を 特定疾患処方管理加算料2に 入院患者初回加算が 入院時初回加算に、中身は同じまま 呼び名だけ変わった。おかげで、レセプトコンピュータプログラムの  ちまちました、書き換えで、せっかくの連休前半が潰れてしまった。内容が同じなら、名称は変えないで欲しい。プログラム書き直すのは大変なんです。

   レセコン業界によるレセコン業界のためのレセコンの改定に いじめられている。
   お役人さんに要望です。意味のない名称の変更は事務コストを考えて お控えください。

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これよりも
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こっちです。
   
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