たぶち まさふみ オフィシャルブログ

日本消化器内視鏡学会指導医 元東大医学部講師による、医療・政治ブログ

2015年10月

インドネシア新幹線受注、日本、中国に負けた。敵も知らず己も知らず、100戦危うし日本政府

 先日、内閣官房にいる方と話す機会があった。インドネシア新幹線の受注に関して、日本は中国に敗れた。このことについて、安倍総理が「個人的関係を築いてもだめなのか?」と、ため息をついたという。真偽のほどは不明だが、「日本政府が受注に失敗したことに落胆している」とは想像に難くない。とくに安倍首相はアセアン重視の姿勢を鮮明にしているから、そのショックもうかがい知れる。
 私は2度中国の新幹線に乗ったことがある。一度は、杭州・上海間、今一度は、大連・瀋陽間である。また、私の故郷は岡山だから、日本の新幹線乗車回数は、200回をこえる。

 「中国の新幹線にのったことがありますか?内閣の方の中に中国の新幹線に乗ったことがある人がいましたか?」
 「そういえば、乗ったことがあるといった人はいなかったなあーーー」

「私は、この間、上海杭州間にのったのですが、50mの高架橋の上を、時速364kmの巡航速度で、ほとんど揺れずにすっとんで走ったのでびっくりしました。まるで、離陸する飛行機みたいな感じでした。」

「へえ、そうなんですか?すごいですね。ドイツでは車輪で500kmの高速列車のうわさを聞いたことがありますが・・・。」

「それに比べて、日本の新幹線は揺れてます。最近はコンピューターによるサスペンションの調節できる車両がでてから、速度も乗りごごちも改善していますが、せいぜい時速300kmです。」

新幹線という商品そのものが、負けているのだから、いくら、個人的な関係が築かれていても勝てない。
敵を知り己を知れば100戦危うからずという孫氏の兵法の言葉があるが、
「敵も知らず、己も知らず」 これでは、勝てるわけがない。

数年前、開業したての中国新幹線事故を、マスコミは大きく取り上げていた。「ぼろだ」とか「ひどい」とか。しかし、新幹線のスピードや揺れ具合などその機能の実情を正しく伝えていなかった。日本には油断があったと思う。



 
 

レオナルド イン 日本 Leonardo in  Japan

ACミランなど名だたるチームの監督を務めてきたレオナルドさんは、治らない病気の人たちのために、レオナルド基金を運営しています。「がん撲滅の会」はその趣旨に賛同して、レオナルドさんを日本にお招きし、「がん予防・撲滅の知識の普及」のために レオナルドさんと通訳の鈴木國弘さんと3人でトークショーを行っています。

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10月12日は、東京の全日空ホテルで開催しました。
大勢のサッカーファンの方々がお集まりになりました。ご寄付ありがとうございました。
10月14日は、岡山のカルチャーホテルで開催しました。
大変大勢の若い方々がお集まりになりました。ご寄付大変ありがとうございました。
10月17日は、鹿島アントラーズの本拠地茨城県鹿島で開催します。
詳しくは次のページをご覧ください。
http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/club_info/51151

また、本日15日は、レオナルドさんのご希望で、日本3大お稲荷さんのひとつ、佐賀県鹿島の祐徳稲荷神社に午前中お参りします。トークショーでも話題になった、「次期日本代表監督」のうわさは、お稲荷様の力でなんとなく実現しそうな予感がします。

世界のレオナルドが、日本のがん撲滅の応援に来ます!

J1鹿島アントラーズ

元ブラジル代表MF(ワールドカップ優勝)

ACmilan背番号10   元インテル・ミラノ監督

そして・・Jクロニクルベストゴール受賞

レ オ ナ ル ド


田淵正文(たぶち まさふみ)

レオナルド顔写真たぶち正文ポスター写真


来 日 共 同 会 見 ・ トークショー の お 知 ら せ

ブラジル代表、J1鹿島アントラーズなどでプレーし、ACミラン、インテル・ミラノで監督も務めた「レオナルド・ナシメント・ジ・アラウージョ」氏が12日、がん撲滅の応援のために来日します。レオナルド自身が展開している「レオナルド基金」と私たち「がん撲滅の会」(理事長 田淵正文)がコラボして、東京都、岡山県、そして第二の故郷でもある茨城県鹿嶋市で、チャリティトークショーなどを展開、「難病克服、がん撲滅」への協力を呼びかけます。レオ自身の近況やサッカーに関する質問も受け付けますので、みなさま、おいでください。



【 記 】

会見日時   10月12日(月)午後2時~ 約30分の予定

         ※会見受付は、午後1時半ごろ~

トークショー日時  10月12日(月)午後3時~午後5時 約2時間の予定

         ※会見受付は、午後1時半ごろ~

お問合せ       一般社団法人「がん撲滅の会」

         東京都目黒区青葉台1-27-10アーベイン青葉台ビル3F

   TEL03-6303-3357  FAX03-6303-3344  Mailinfo@ganbokumetsu.com

担当 はらだ・わたなべ

※会見に参加ご希望をされる報道機関さまは、10日(土)までに ①御社名 ②会見参加人数 ③ご連絡先(TELFAX) ④ご希望、ご要望 などを明記し、FAXにてご連絡ください。




 

会場      ANAインターコンチネンタルホテル東京 
         地下1階プロミネンス No3  東京都港区赤坂1-12-33

会 見 人         レオナルド & 田淵正文(たぶち・まさふみ)

がん予防 第4カ条 大腸ポリープをとろう

今年の厚労省の発表によると、大腸癌にかかる方はうなぎ上りに増えていて、年間何と20万人もいるそうです。つい、3-4年前は15-16万人と言っていたのですから、大変な上昇率です。死亡者数は約5万人程度だそうです。女性の死因のトップは大腸癌です。

 ところで、大腸ポリープ・大腸癌は、私の専門分野です。これまで、約
16万個もの大腸ポリープ・大腸癌をとってきました。端的にいって、大腸ポリープ(大腸異型細胞)をすべて取り続けると「大腸がん」は出て来ません。ちまたでは、大腸癌が増えているというのに私のところに通い続けている人からは大腸がんは1例も出てこないのです。
 

私の大腸内視鏡検査を受けている人を対象に2009年に調査してみたところ、私の指示どおりに内視鏡検査を受けて、クリーンコロンを目指して、大腸ポリープを取り続けている人からは、1例として、大腸がん患者は出てきませんでした。クリーンコロンとは大腸ポリープが一つもないことのことです。

専門的に言うと、3万人年みていても、進行大腸がんは1例として出てこなかったのです。3万人年とは、たとえば1500人なら、平均20年見続けたということです。たとえば、2000人なら平均15年見続けたということです。大腸ポリープをきちんと取っていれば、大腸がんはほぼ完全に予防できるのです。

アメリカでは大腸がんは「self-dependent disease」と呼ばれています。直訳すると「自分に依存している病気」です。すなわち、自分で気をつけてポリープをとっていればかからなくても済む病気ということです。現にアメリカでは、加入している保険会社から、保険の継続にあたって、大腸内視鏡検査をうけて大腸ポリープをとるように勧められます。その結果、この30年間で、アメリカでは大腸がんの発生数・死亡者数ともに半減しました。これは対策も手薄な貧困層も含めての数字ですから、大腸ポリープをとることがいかに大腸がん発生を抑えるか、如実に示しています。

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