今年の夏は、「大腸がん」での死亡記事が多い。産経新聞の伝えるところによると、25日女優の深浦加奈子さんが、大腸がんでお亡くなりになったそうだ。心からご冥福をお祈りします。
44歳で癌が見つかり、48歳の若さで死んだとは、確かに驚く。yahooアンケートにおいて、「びっくりした」の反応が一番高かったこともわからないでもない。しかし、専門家の目から見ると、ちょっと感想は異なる。「日本における女性の死因のトップが大腸がんである」ことを考えると、私は、「びっくりしなかった」。むしろ、私はその他の低いスコアの反応をした。「考えさせられる」「役に立つ」「誰かに教えたい」
マスコミは、大腸がんが日本女性の死因のトップであることを、国民にきちんと 啓蒙すべきである。深浦さんも8年前の40歳の時点で、私のクリニックを訪れて、大腸検査を行い、「大腸がん」を小さな 「大腸ポリープ」のうちに発見して切除し、その後、定期的なチェックをしていれば、死なずに済んでいたことだろう。
女優・深浦加奈子さん死去 48歳
8月26日19時10分配信 産経新聞 深浦加奈子さん(ふかうら・かなこ=女優)25日、S字結腸がんのため死去、48歳。自宅は東京都杉並区久我山4の13の18。葬儀・告別式は近親者のみで執り行い、後日お別れ会を開く。喪主は父、栄助(えいすけ)氏。明治大学在学中に劇団「第三エロチカ」旗揚げに参加、看板女優として活躍。退団後もテレビドラマ「家なき子」「スウィート・ホーム」「私の青空」などに出演、脇役として幅広く活躍した。
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